治療と子育ては似てる!?
患者さんと話をしていた時
「うちの子の悪い所ばっかり目について、
つい怒ってばっかりで・・・」
とのこと。
確かに、悪い所は気になるけど、
良くなっている所や出来るようになったことって、
つい当たり前と思って見過ごしていませんか?
でも何回も「勉強しなさい!」
「部屋を片付けなさい!」と言ったところで、
当の本人はまた言われてる~
という感じであまり効果ないことないですか?
見方をちょっと変えて
「今日は先に宿題すましたのね」
とか
「机の上きれいになってるね」
とか
良くなったことを見つけてあげると、
10回怒るよりよっぽど効果ありますよ~
ほめる方もよく観察しておかないと、
子どもの変化に気づかないので、
こっちもどこか褒めるところないかなぁ~
と子どもの行動をよく見るようになります。
これって、治療も同じですよね。
「昨日より手がよく上がるようになってますよ」
「前回よりもベッドから起き上がる時、
顔をしかめることがなくなりましたね」
など
本人が気がついていない身体の変化を見つけて言ってあげると、
患者さんも
「あれ、そうだなぁー。この前よりも動きやすくなってる!」と
脳に良いイメージを送ります。
人間の身体は「痛い・つらい・しんどい」
とばかり悪いイメージばかり思うと
なかなか回復力が高まりませんが、
「ちょっとラクかも」
「動きやすくなってきた」と良いイメージを持つと、
不思議と回復力が高まってきます。
子育てと治療、
どちらも相手のことをよく観察して、
適切な言葉をかけるということが大切だなぁ~
と最近つくづく思います。
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