野球肘
・肘が曲がらない
・ボールを投げた後、肘が痛む
・肘が伸びにくい
・肩や肘に痛みがある
野球肘って何?
野球肘とは、投球動作を繰り返すことで引き起こされる肘の障害を指します。少年野球選手の約20%に発症していると言われている疾患です。野球肘は成長期にある子どもにおこることが多く、10から16歳頃に発症します。
原因としては、肘の使いすぎ、ボールの投げすぎ、筋力や柔軟性の低下、投球ホームの問題などで肘の軟骨に負担がかかることにより、痛みが発生します。痛みを我慢して投球を続けていると、症状が悪化してしまいますので、早期発見と予防がとても大切です。
投球動作は身体全体を使うものですが、最終的には腕や手で力を伝えます。だから必然的に肘や肩に負担がかかりやすくなります。そのため肘以外の関節に関しても可動域や筋力について目を向ける必要があります
肘に負担の多い投げ方は、両肩を結ぶラインから肘が下がってしまっています。
この姿勢から投球すると肘が大きく外ひねりされて、野球肘を引き起こす可能性が大きくなります。
野球肘のセルフチェック
1、テレビを見るとき、横向きの姿勢になる
2、床でテレビをみたり、本を読むときは横になって、ひじまくらをする
3、床に座る時は横すわりになる
4、食事をする時は片側でかむことが多い
5、ほおづえを付く時は、いつも同じ側である
6、本を読んでいる時、気がつくと頭が傾いている
このような状態が1つでもある場合は、身体をゆがんでいるケースが多いので受診をおすすめします。
野球肘は
レントゲンやMRIではその原因を見つけることはできない、いわゆる原因不明の症状のひとつです。
野球肘は怖くない、そして予防ができるものであることを知ってください。
野球肘を経験すると、その後1年間で約25%の患者さんが再発するといわれています。
再び苦しまないためにも、しっかりと再発防止に取り組むことが大切です。
野球肘 再発予防
・身体に軸を整えるために歩き方を、足の親指を意識した歩き方に変えていく
・背中、𦚰、腕にたまっている老廃物を定期的に流していく
・正しい姿勢を見につける
・硬くなっている関節をゆるめる体操をする(コンディショニング)
★治療後に投球ホームの分析や全身の筋肉の硬さや関節の可動域のチェックを行います。
当院ではこのような施術をしています
当院ではツボに刺激を与え筋肉を緩ませたあと、微弱電流を使ったリンパマッサージを行い身体にたまっている老廃物を流していきます。
野球肘の方は、背中、𦚰、腕に老廃物がたまって、筋肉が引っ張られています。
リンパマッサージで老廃物を取りのぞいていくと、硬くなっていた筋肉が柔らかくなると同時に血流が良くなり、回復力が増します。
また治療後、姿勢や食事などの日常生活のアドバイスを行っていきます。